概要
JFrog は、ユニバーサルハイブリッド型エンドツーエンドの DevOps プラットフォームです。JFrog Artifactory は、ソフトウェアサプライチェーン全体で使用されるすべてのアーティファクト、バイナリ、パッケージ、ファイル、コンテナ、コンポーネントを格納・管理するための単一のソリューションです。
JFrog Artifactory は DevOps の中心ハブとして機能し、ツールやプロセスと統合することで、自動化の向上、整合性の強化、ベストプラクティスの導入をサポートします。
JFrog の SaaS Log Streamer は、SaaS のお客様向けに JFrog が構築したログストリーミングソリューションで、お客様の JFrog SaaS インスタンスから Datadog インスタンスに直接 Artifactory ログをストリーミングします。
JFrog と Datadog を併用しているお客様は、事前に構成された Datadog ダッシュボードで Artifactory ログを可視化できます。このインテグレーションは Datadog のログパイプラインをサポートしており、JFrog からのログは事前処理されて Datadog のログフォーマットに自動変換されます。これにより、チームはニーズに応じてログに固有の名前を付けたり、検索可能なファセットを通じて Artifactory ログを掘り下げたり、JFrog SaaS インスタンスを監視することが可能になります。
このインテグレーションは、以下の Artifactory ログを Datadog にストリーミングします。
- access-audit.log
- artifactory-request.log
- artifactory-access.log
- access-security-audit.log
これらのログにより、お客様は誰がどのリポジトリにどんな頻度でアクセスしたのか、どの IP アドレスからアクセスがあったのかを簡単に把握できます。今後のアップデートで、traffic.log、artifactory-access.log、その他のリクエストログが追加される予定です。
JFrog の SaaS ログストリーミングは現在ベータ版です。ベータ期間中は、一部の JFrog Enterprise のお客様のみが MyJFrog ポータル内でクラウドログストリーミング機能を利用できます。JFrog は、2024 年第 2 四半期後半にこの機能を一般公開する予定で、その際にすべての JFrog Enterprise のお客様が利用可能になります。
セットアップ
注: このインテグレーションには、JFrog Enterprise Plus のサブスクリプションが必要です。
インストール
- Datadog API キーを作成します。
- MyJFrog ポータルで、Settings > JFrog Cloud Log Streaming - BETA に進み、Log Streamer を有効にします。
- ベンダーとして Datadog を選択します。
- Datadog API キーを追加し、ドロップダウンメニューから Datadog サイトの Datadog インテーク URL を選択し、必要に応じて
ddtags
を追加します。Save をクリックします。
24 時間以内にログが Datadog にストリーミングされ始めます。
サポート
ご不明な点は、JFrog サポートまでお問い合わせください。