概要
Incident Management Analytics は、インシデントの統計情報を集計したクエリ可能なデータソースです。ダッシュボードとノートブックの両方で、さまざまなグラフウィジェットでこれらの分析結果をクエリし、インシデント対応の履歴を時系列で分析することができます。Datadog では、インシデント管理の概要を示す Dashboard テンプレートと Notebook テンプレートを提供しており、必要に応じて複製してカスタマイズすることができます。
以下のウィジェットは、Incident Management Analytics をサポートしています。
メジャー
Datadog は、分析クエリを形成するために、以下のすぐに使える集計メジャーを提供します。
- カウント (*)
- 顧客への影響期間
- ステータスアクティブ期間 (インシデントが
Active
ステータスであった時間) - ステータス安定期間 (インシデントが
Stable
ステータスであった時間) - 修復までの時間 (顧客影響終了タイムスタンプ - インシデント作成タイムスタンプ)
- 解決までの時間 (解決されたタイムスタンプ - 作成されたタイムスタンプ)
これらのデフォルトに加えて、インシデント設定でカスタムの Number プロパティフィールドを追加することで、新しいメジャーを作成することができます。
グラフコンフィギュレーション
Incident Management Analytics のデータを使用してグラフを構成するには、次の手順に従います。
- 視覚化に使用するウィジェットを選択します。
- データソースのドロップダウンメニューから
Incidents
を選択します。 - 黄色のドロップダウンメニューからメジャーを選択します。
- Default Statistic: インシデントの数を数えます。
- メジャーの集計を選択します。
- (オプション) メジャーのロールアップを選択します。
- (オプション) 検索バーを使用して、インシデントの特定のサブセットに統計をフィルタリングします。
- (オプション) ピンクのドロップダウンメニューでファセットを選択してメジャーをグループごとに分割し、表示するグループの数を制限します。
- グラフのタイトルを決めます。
- ウィジェットを保存します。
例: サービスごとの毎週の停止の顧客への影響期間
- ウィジェット: 時系列折れ線グラフ
- データソース:
Incidents
- メジャー:
Customer Impact Duration
- 集計:
avg
- ロールアップ:
1w
- フィルター:
severity:("SEV-1" OR "SEV-2")
- グループ:
Services
, limit to top 5