概要
Azure IoT Edge は、クラウドのワークロードをデプロイして、標準コンテナを使って Internet of Things (IoT) Edge デバイスで実行するためのフルマネージド型サービスです。
Datadog-Azure IoT Edge インテグレーションを使用すると IoT Edge デバイスからメトリクスや健全性の状態を収集できます。
注: このインテグレーションには、IoT Edge ランタイムバージョン 1.0.10 以降が必要です。
セットアップ
以下の手順に従って、このチェックをデバイスホストで実行中の IoT Edge デバイスにインストール、構成します。
インストール
Azure IoT Edge チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。
デバイスに追加でインストールする必要はありません。
構成
Agent がカスタムモジュールとして実行するよう、IoT Edge デバイスを構成します。Azure IoT Edge のインストール方法およびカスタムモジュールの利用方法について、詳しくは Microsoft のドキュメントで Azure IoT Edge モジュールの実装をご確認ください。
IoT Edge メトリクスの収集を開始するには、下記の手順で IoT Edge デバイス、ランタイムモジュール、そして Datadog Agent を構成します。
Edge Agent ランタイムモジュールを以下のように構成します。
イメージバージョンは 1.0.10
以上である必要があります。
“Create Options” で、次の Labels
を追加します。com.datadoghq.ad.instances
ラベルを適宜編集します。使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションについては、azure_iot_edge.d/conf.yaml のサンプル conf.yaml を参照してください。ラベルベースのインテグレーションコンフィギュレーションに関する詳細は、Docker インテグレーションオートディスカバリーのドキュメントをご参照ください。
"Labels": {
"com.datadoghq.ad.check_names": "[\"azure_iot_edge\"]",
"com.datadoghq.ad.init_configs": "[{}]",
"com.datadoghq.ad.instances": "[{\"edge_hub_prometheus_url\": \"http://edgeHub:9600/metrics\", \"edge_agent_prometheus_url\": \"http://edgeAgent:9600/metrics\"}]"
}
Edge Hub ランタイムモジュールを以下のように構成します。
- イメージバージョンは
1.0.10
以上である必要があります。
Datadog Agent をカスタムモジュールとしてインストールし、構成します。
モジュール名を設定します。(例: datadog-agent
)
Agent のイメージ URI を設定します。(例: datadog/agent:7
)
“Environment Variables” で DD_API_KEY
を構成します。ここで、追加の Agent コンフィギュレーションを設定することも可能です (Agent の環境変数参照)。
“Container Create Options” で、デバイスの OS に基づき以下のコンフィギュレーションを入力します。注: NetworkId
は、デバイスの config.yaml
ファイルに設定されたネットワーク名と一致する必要があります。
- Linux:
{
"HostConfig": {
"NetworkMode": "default",
"Env": ["NetworkId=azure-iot-edge"],
"Binds": ["/var/run/docker.sock:/var/run/docker.sock"]
}
}
- Windows:
{
"HostConfig": {
"NetworkMode": "default",
"Env": ["NetworkId=nat"],
"Binds": ["//./pipe/iotedge_moby_engine:/./pipe/docker_engine"]
}
}
Datadog Agent カスタムモジュールを保存します。
変更を保存しデバイスのコンフィギュレーションにデプロイします。
ログ収集
Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。Datadog Agent カスタムモジュールを構成することで、これを有効にします。
“Create Options” で Edge Agent および Edge Hub モジュールを構成し、以下のラベルを追加します。
"Labels": {
"com.datadoghq.ad.logs": "[{\"source\": \"azure.iot_edge\", \"service\": \"<SERVICE>\"}]",
"...": "..."
}
環境に合わせて service
を変更します。
ログを収集するカスタムモジュールに、この操作を繰り返します。
変更を保存しデバイスのコンフィギュレーションにデプロイします。
検証
Agent がデバイスにデプロイされたら、Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで azure_iot_edge
を探します。
収集データ
メトリクス
イベント
Azure IoT Edge には、イベントは含まれません。
サービスチェック
トラブルシューティング
ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問合せください。
その他の参考資料