Power DNS Recursor

Supported OS Linux Windows Mac OS

インテグレーションバージョン4.1.0

概要

PowerDNS Recursor のパフォーマンスを追跡し、異常または注意が必要なトラフィックを監視します。この Agent チェックでは、Recursor から以下のような多様なメトリクスを収集することができます。

  • クエリ回答時間: 1 ミリ秒、10 ミリ秒、100 ミリ秒、1 秒未満、および 1 秒以上の時間がかかった応答の数を確認します。
  • クエリのタイムアウト
  • キャッシュヒット数およびミス数
  • タイプごとの回答率: SRVFAIL、NXDOMAIN、NOERROR
  • 無視および削除されたパケット数

その他にも多数あります。

セットアップ

インストール

PowerDNS Recursor チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。Recursor に追加でインストールする必要はありません。

構成

PowerDNS の準備

このチェックは、PowerDNS Recursor の統計 API を使ってパフォーマンス統計を収集します。4.1 より前のバージョンの pdns_recursor は、デフォルトで統計 API が有効ではありません。古いバージョンを実行している場合は、Recursor 構成ファイル (たとえば /etc/powerdns/recursor.conf) に次の行を追加して有効にしてください。

webserver=yes
api-key=changeme             # v4.0 以降でのみ使用可能
webserver-readonly=yes       # デフォルトは no
#webserver-port=8081         # デフォルトは 8082
#webserver-address=0.0.0.0   # デフォルトは 127.0.0.1

pdns_recursor 3.x を実行している場合は、これらのオプション名の前に experimental- を付けてください。たとえば、experimental-webserver=yes とします。

pdns_recursor 4.1 以上を実行している場合は、api-key のみを設定します。

Recursor を再起動すると、統計 API が有効になります。

    ホスト

    ホストで実行中の Agent に対してこのチェックを構成するには

    1. Agent のコンフィギュレーションディレクトリのルートにある conf.d/ フォルダーの powerdns_recursor.d/conf.yaml ファイルを編集します。使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションについては、サンプル powerdns_recursor.d/conf.yaml を参照してください。

      init_config:

instances:
  ## @param host - string - required
  ## Host running the recursor.
  #
  - host: 127.0.0.1

    ## @param port - integer - required
    ## Recursor web server port.
    #
    port: 8082

    ## @param api_key - string - required
    ## Recursor web server api key.
    #
    api_key: "<POWERDNS_API_KEY>"

    ## @param version - integer - required - default: 3
    ## Version 3 or 4 of PowerDNS Recursor to connect to.
    ## The PowerDNS Recursor in v4 has a production ready web server that allows for
    ## statistics gathering. In version 3.x the server was marked as experimental.
    ##
    ## As the server was marked as experimental in version 3 many of the metrics have
    ## changed names and the API structure (paths) have also changed. With these changes
    ## there has been a need to separate the two concerns. The check now has a key value
    ## version: which if set to version 4 queries with the correct API path on the
    ## non-experimental web server.
    ##
    ## https://doc.powerdns.com/md/httpapi/api_spec/#url-apiv1serversserver95idstatistics
    #
    version: 3

    2. Agent を再起動します。

    ログ収集

    1. Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。以下のように、datadog.yaml でこれを有効にする必要があります。

      logs_enabled: true

    2. 以下を実行して、systemd-journal グループに dd-agent ユーザーを追加します。

      usermod -a -G systemd-journal dd-agent

    3. PowerDNS Recursor のログの収集を開始するには、次のコンフィギュレーションブロックを powerdns_recursor.d/conf.yaml ファイルに追加します。

      logs:
  - type: journald
    source: powerdns

      使用可能なすべての構成オプションの詳細については、サンプル powerdns_recursor.d/conf.yaml を参照してください。

    4. Agent を再起動します。

    コンテナ化

    コンテナ環境の場合は、オートディスカバリーのインテグレーションテンプレートのガイドを参照して、次のパラメーターを適用してください。

    パラメーター値
    <INTEGRATION_NAME>powerdns_recursor
    <INIT_CONFIG>空白または {}
    <INSTANCE_CONFIG>{"host":"%%host%%", "port":8082, "api_key":"<POWERDNS_API_KEY>", "version": 3}
    ログ収集

    Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。有効にする方法については、Kubernetes ログ収集を参照してください。

    パラメーター値
    <LOG_CONFIG>{"source": "powerdns"}

    検証

    Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで powerdns_recursor を探します。

    収集データ

    メトリクス

    イベント

    PowerDNS Recursor チェックには、イベントは含まれません。

    サービスチェック

    powerdns_recursor.can_connect
    Agent チェックが監視対象の Gearman インスタンスに接続できない場合は、CRITICAL を返します。それ以外の場合は、OK を返します。
    Statuses: ok, クリティカル

    トラブルシューティング

    ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問合せください。

    PREVIEWING: may/embedded-workflows