Supported OS Linux Windows Mac OS

インテグレーションバージョン4.1.0

概要

Squid は、ネットワーク上のクライアントとサーバーの間に位置し、キャッシュおよびフォワーディングを行うオープンソースの Web プロキシサーバーです。ゲートウェイとして機能し、クライアントがウェブサイトやファイルなどのサーバー上のさまざまなインターネットリソースにアクセスできるようにします。

このインテグレーションは Squid のログに対するエンリッチメントと可視化を提供します。既成のダッシュボードや検出ルールを通じて Squid ログ分析の詳細なインサイトを可視化し、検知と対応の能力を強化します。

さらに、以下の状況に対して事前に構成されたモニターを備えており、能動的な通知を行います。

  1. サーバーエラーの発生率が高い
  2. CPU 使用率の上限超過
  3. 応答遅延が高いリクエスト
  4. クライアント HTTP エラーの発生率が高い

このチェックは、Datadog Agent を通してキャッシュマネージャーから取得された Squid メトリクスを監視します。

セットアップ

インストール

Agent の Squid チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。Squid サーバーに追加でインストールする必要はありません。

構成

ホスト

ホストで実行中の Agent に対してこのチェックを構成するには

メトリクスの収集
  1. Agent のコンフィギュレーションディレクトリのルートにある conf.d/ フォルダーの squid.d/conf.yaml を編集します。使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションの詳細については、サンプル squid.d/conf.yaml を参照してください。

  2. Agent を再起動します

ログ収集

Agent バージョン 6.0 以降で利用可能

  1. Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。以下のように、datadog.yaml ファイルでこれを有効にします。

    logs_enabled: true
    
  2. squid.d/conf.yaml の下部にある、コンフィギュレーションブロックのコメントを解除して編集します。

    logs:
      - type: file
        path: /var/log/squid/cache.log
        service: "<SERVICE-NAME>"
        source: squid
      - type: file
        path: /var/log/squid/access.log
        service: "<SERVICE-NAME>"
        source: squid
    

    path パラメーターと service パラメーターの値を変更し、環境に合わせて構成します。

  3. Agent を再起動します

コンテナ化

コンテナ環境の場合は、オートディスカバリーのインテグレーションテンプレートのガイドを参照して、次のパラメーターを適用してください。

メトリクスの収集
パラメーター
<INTEGRATION_NAME>squid
<INIT_CONFIG>空白または {}
<INSTANCE_CONFIG>{"name": "<SQUID_INSTANCE_NAME>", "host": "%%host%%", "port":"3128"}
ログ収集

Agent バージョン 6.0 以降で利用可能

Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。有効にする方法については、Kubernetes ログ収集を参照してください。

パラメーター
<LOG_CONFIG>{"source": "squid", "service": "<YOUR_APP_NAME>"}

検証

Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで squid を探します。

収集データ

ログ

Squid インテグレーションはアクセスログとキャッシュログを収集します。

サポートされているアクセスログ形式

名前フォーマット仕様
Squid%ts.%03tu %6tr %>a %Ss/%03>Hs %<st %rm %ru %[un %Sh/%<a %mt
common%>a - %[un [%tl] "%rm %ru HTTP/%rv" %>Hs %<st %Ss:%Sh
combined%>a - %[un [%tl] "%rm %ru HTTP/%rv" %>Hs %<st "%{Referer}>h" "%{User-Agent}>h" %Ss:%Sh

詳しくは Squid ログ形式を参照してください。

: 既定の logformat タイプは squid です。サポートされるログ形式は /etc/squid/squid.conf で更新し、Squid を再起動することができます。

logformatcombined タイプを使用する場合は、/etc/squid/squid.conf ファイルに以下の行を追加してください。

logformat combined   %>a %[ui %[un [%tl] "%rm %ru HTTP/%rv" %>Hs %<st "%{Referer}>h" "%{User-Agent}>h" %Ss:%Sh
access_log /var/log/squid/access.log combined

続いて、以下のコマンドを使用して squid サービスを再起動します。

sudo systemctl restart squid

:

  • Top Avg Request Duration by URL Host パネルは、logformat が既定の squid タイプに設定されている場合のみ読み込まれます。
  • Top BrowsersTop HTTP Referrer パネルは、logformatcombined タイプに設定されている場合のみ読み込まれます。

メトリクス

イベント

Squid チェックには、イベントは含まれません。

サービスチェック

トラブルシューティング

ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問い合わせください。

PREVIEWING: may/embedded-workflows