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インテグレーションバージョン3.0.0

概要

Oracle WebLogic は、オンプレミスおよびクラウドの両方で、エンタープライズ Java アプリケーションを開発、実行、導入するためのプラットフォームです。Web サーバー機能、メッセージングなどのビジネスコンポーネント、データベースなどのバックエンドエンタープライズシステムへのアクセスなどのアプリケーションサービスを一元管理します。

Datadog による Oracle WebLogic のモニタリングでは、以下のことが可能です。

  • Java 仮想マシン (JVM) のヒープサイズの増大を意識する
  • サーバーの応答時間を追跡する
  • Web アプリケーションのセッションの詳細を監視する
  • スレッドプールとメッセージングサービスを追跡する
  • データベース接続プールの使用量を追跡する

セットアップ

インストール

WebLogic チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。 サーバーに追加でインストールする必要はありません。

  1. このチェックは JMX ベースで、JVM によりエキスポートされた プラットフォーム MBean サーバーからメトリクスを収集するため、WebLogic サーバーで JMX リモートモニタリングが有効になっている必要があります。インストール手順については、リモートモニタリングおよび管理を参照してください。

  2. システムプロパティ -Djavax.management.builder.initial=weblogic.management.jmx.mbeanserver.WLSMBeanServerBuilder を設定し、これらのメトリクスをプラットフォーム MBean サーバーで有効にします。これは、WebLogic サーバー管理コンソールとサーバー起動スクリプトの両方で有効にする必要があります。: これは複数回行うことが可能であり、また複数回行うべきです。

    管理コンソールで有効化

    Domain => Configuration => General => Advanced => Platform MBean Server Enabled
    

    サーバー起動スクリプトで有効化

    -Djavax.management.builder.initial=weblogic.management.jmx.mbeanserver.WLSMBeanServerBuilder
    

    詳細については、WebLogic のドキュメントを参照してください。

  3. WebLogic サーバー管理コンソールで PlatformMBeanServerUsed 属性の値が true に設定されていることを確認します。WebLogic サーバーのバージョン 10.3.3.0 以上で、デフォルト値は true です。この設定は、WebLogic サーバー管理コンソールにあります。または、WebLogic Scripting Tool (WSLT) を使用して構成できます。

    管理コンソールで有効化

    Domain (<WEBLOGIC_SERVER>) => Configuration => General => (Advanced) => Platform MBeanServer Enabled
    

    WLST で有効化

    編集セッションを開始します。ドメインの JMX ディレクトリに移動し、false に設定されている場合は cmo.setPlatformMBeanServerUsed(true) を使用して有効にします。

    例:

    # > java weblogic.WLST
    (wlst) > connect('weblogic','weblogic')
    (wlst) > edit()
    (wlst) > startEdit()
    (wlst) > cd('JMX/<DOMAIN_NAME>')
    (wlst) > set('EditMBeanServerEnabled','true')
    (wlst) > activate()
    (wlst) > exit()
    

    変更をアクティブにして、WebLogic サーバーを再起動します。

構成

  1. Agent のコンフィギュレーションディレクトリのルートにある conf.d/ フォルダーの weblogic.d/conf.yaml ファイルを編集して、 WebLogic パフォーマンスデータの収集を開始します。  使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションの詳細については、サンプル weblogic.d/conf.yaml を参照してください。

    このチェックは、1 インスタンスあたり 350 メトリクスの制限があります。返されたメトリクスの数は、Datadog Agent の status コマンドを実行したときに表示されます。 構成を編集することで、関心があるメトリクスを指定できます。

    収集するメトリクスをカスタマイズする方法については、JMX チェックのドキュメントで詳細な手順を参照してください。 制限以上のメトリクスを監視する必要がある場合は、Datadog のサポートチームまでお問い合わせください。

  2. Agent を再起動します

検証

Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで weblogic を探します。

収集データ

メトリクス

ログ収集

  1. WebLogic ロギングサービスは、Java ロギング API に基づく実装をデフォルトで使用します。別のフォーマットを使用する場合は、インテグレーションパイプラインのクローンを作成し編集します。

  2. Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。以下のように、datadog.yaml ファイルでこれを有効にします。

    logs_enabled: true
    
  3. weblogic.d/conf.yaml ファイルのコメントを解除して、ログコンフィギュレーションブロックを編集します。環境に基づいて、パスおよびサービスのパラメーターの値を変更してください。使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションの詳細については、weblogic.d/conf.yaml のサンプルを参照してください。

     - type: file
       path: <DOMAIN_DIR>/servers/<ADMIN_SERVER_NAME>/logs/<ADMIN_SERVER_NAME>.log
       source: weblogic
       service: admin-server
       log_processing_rules:
         - type: multi_line
           name: new_log_start_with_date
           pattern: (\####)?<\w{3} (0?[1-9]|[12][0-9]|3[01]), \d{4}
     - type: file
       path: <DOMAIN_DIR>/servers/<ADMIN_SERVER_NAME>/logs/<DOMAIN_NAME>.log
       source: weblogic
       service: domain
       log_processing_rules:
         - type: multi_line
           name: new_log_start_with_date
           pattern: (\####)?<\w{3} (0?[1-9]|[12][0-9]|3[01]), \d{4}
     - type: file
       path: <DOMAIN_DIR>/servers/<SERVER_NAME>/logs/<SERVER_NAME>.log
       source: weblogic
       service: managed-server
       log_processing_rules:
         - type: multi_line
           name: new_log_start_with_date
           pattern: (\####)?<\w{3} (0?[1-9]|[12][0-9]|3[01]), \d{4}
     - type: file
       path: <DOMAIN_DIR>/servers/*/logs/access.log 
       source: weblogic
       service: http-access
       log_processing_rules:
         - type: multi_line
           name: new_log_start_with_date
           pattern: .*\[\d{2}\/(\w{3}|\w{4})\/\d{4}:\d{2}:\d{2}:\d{2} (\+|-)\d{4}\]
    
  4. Agent を再起動します

コンテナ化

コンテナ環境の場合は、JMX を使用したオートディスカバリーのガイドを参照してください。

イベント

WebLogic インテグレーションには、イベントは含まれません。

サービスチェック

トラブルシューティング

ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問い合わせください。

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