バージョン v6.14 以降/v7.14 以降 の Agent で HTTPS 転送を実行するには、Agent のメインコンフィギュレーションファイル (datadog.yaml
) を次のように更新します。
logs_enabled: true
logs_config:
force_use_http: true
環境変数を伴った形でログを送信するには、以下の構成を行ってください。
DD_LOGS_ENABLED=true
DD_LOGS_CONFIG_USE_HTTP=true
デフォルトで、Datadog Agent はポート 443
を使用して HTTPS 経由でログを Datadog に送信します。
HTTPS 転送
200
ステータスコードが Datadog ストレージシステムから返されるため、最も信頼性の高いログ収集を行うには、HTTPS ログ転送コンフィギュレーションを推奨します。
HTTP を使用して、次を上限として Agent がログのバッチを送信します。
- 最大バッチサイズ: 1MB
- ログ 1 つの最大サイズ: 256kB
- 各バッチの最大ログ数: 1,000
ログの圧縮
compression_level
パラメーター (または DD_LOGS_CONFIG_COMPRESSION_LEVEL
) には 0
(圧縮なし) から 9
(最大圧縮、リソース使用率: 高) までの値を設定できます。デフォルト値は 6
です。
圧縮を有効化した場合の Agent リソースの使用状況については、Datadog Agent のオーバーヘッドで詳細をご確認ください。
6.19 / 7.19 以前のバージョンの Agent の場合、次のようにAgent のメインコンフィギュレーションファイル (datadog.yaml
) 更新して圧縮を行う必要があります。
logs_enabled: true
logs_config:
use_http: true
use_compression: true
compression_level: 6
バッチ待機時間を構成する
Agent は、各バッチが (コンテンツサイズまたはログ数のいずれかで) 満たされるまで最大 5 秒待ちます。そのため、最悪の場合 (ログがほとんど生成されない場合)、HTTPS に切り替えると、すべてのログをリアルタイムで送信する TCP 転送よりも 5 秒遅くなる可能性があります。
各バッチが満たされるまで Datadog Agent が待機する最大時間を変更するには、Agent のメインコンフィギュレーションファイル (datadog.yaml
) に以下のコンフィギュレーションを追加してください。
logs_config:
batch_wait: 2
または、DD_LOGS_CONFIG_BATCH_WAIT=2
環境変数を使用します。単位は秒、整数 1
から 10
の間で設定します。
HTTPS プロキシのコンフィギュレーション
ログを HTTPS 経由で送信する場合は、他のデータタイプと同じプロキシ設定セットを使用して、ログを Web プロキシ経由で送信します。
TCP 転送を実行するには、Agent のメインコンフィギュレーションファイル (datadog.yaml
) を次のように更新します。
logs_enabled: true
logs_config:
force_use_tcp: true
環境変数を伴った形でログを送信するには、以下の構成を行ってください。
DD_LOGS_ENABLED=true
DD_LOGS_CONFIG_FORCE_USE_TCP=true
デフォルトでは、Datadog Agent は TLS で暗号化された TCP を介して、ログを Datadog に送信します。これを実施するには、外部へ送信できる通信 (Datadog US サイトではポート 10516
、Datadog EU サイトではポート 443
) が必要です 。