Datadog Operator は、Kubernetes 環境に Datadog Agent をデプロイし、構成することができるオープンソースの Kubernetes Operator です。

Operator を使用することで、単一の Custom Resource Definition (CRD) を使用して、ノードベースの Agent、Cluster Agentクラスターチェックランナーをデプロイすることができます。Operator は、デプロイのステータス、健全性、およびエラーを Operator の CRD のステータスで報告します。Operator はより高度な構成オプションを使用するため、誤構成のリスクを制限できます。

Agent をデプロイすると、Datadog Operator は次のことを提供します。

  • Agent 構成の検証
  • すべての Agent が構成を常に把握できるようにする
  • Agent リソースの作成と更新のためのオーケストレーション
  • Operator の CRD ステータスに Agent の構成ステータスを報告する
  • オプションとして、Datadog の ExtendedDaemonSet を使用した高度な DaemonSet のデプロイメントを使用することができます

Helm チャートや DaemonSet ではなく、Datadog Operator を使用する理由は何ですか?

Kubernetes に Datadog Agent をインストールするために、Helm チャートまたは DaemonSet を使用することも可能です。しかし、Datadog Operator を使用することで、以下のような利点があります。

  • Operator には、Datadog のベストプラクティスに基づくデフォルトが組み込まれています。
  • Operator の構成は、将来の機能拡張に対応できるよう、より柔軟になっています。
  • Kubernetes Operator として、Datadog Operator は Kubernetes API でファーストクラスのリソースとして扱われます。
  • Helm チャートとは異なり、Operator は Kubernetes の Reconciliation Loop に含まれます。

Datadog は、DaemonSet を使用して Agent をデプロイすることを完全にサポートしていますが、手動で DaemonSet を構成すると、エラーが発生する可能性が高くなります。そのため、DaemonSet の使用はあまり推奨されません。

使用方法

Operator を使用して Datadog Agent をデプロイする方法については、Datadog Operator の概要のガイドを参照してください。

全てのインストールと構成オプションについては、datadog-operator リポジトリにある詳細なインストール構成のページを参照してください。

その他の参考資料

PREVIEWING: may/unit-testing