概要
Nagios が監視するインフラストラクチャーから Datadog にイベントを送信してアラートを強化すると共に、Datadog が監視するインフラストラクチャーから取得されたメトリクスを Nagios のイベントと関連付けることができます。
このチェックは、Nagios サーバーのログを監視し、以下のイベントを Datadog に送信します。
- サービスフラップ
- ホストの状態変化
- パッシブサービスチェック
- ホストとサービスのダウンタイム
このチェックは、Nagios のパフォーマンスデータを Datadog にメトリクスとして送信することもできます。
セットアップ
インストール
Nagios チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。Nagios サーバーに追加でインストールする必要はありません。
構成
ホストで実行中の Agent でこのチェックを構成する場合は、以下の手順に従ってください。コンテナ環境の場合は、コンテナ化セクションを参照してください。
コンテナ化
コンテナ環境の場合は、オートディスカバリーのインテグレーションテンプレートのガイドを参照して、次のパラメーターを適用してください。
パラメーター | 値 |
---|
<INTEGRATION_NAME> | nagios |
<INIT_CONFIG> | 空白または {} |
<INSTANCE_CONFIG> | {"nagios_conf": "/etc/nagios3/nagios.cfg"} |
注: コンテナ化された Agent から /etc/nagios3/nagios.cfg
ファイルにアクセスして Datadog-Nagios インテグレーションを有効化できます。
検証
Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで nagios
を探します。
収集データ
メトリクス
デフォルトの構成では、Nagios チェックはメトリクスを収集しません。ただし、collect_host_performance_data
や collect_service_performance_data
を True
に設定すると、チェックは Nagios パフォーマンスデータを監視し、それをゲージメトリクスとして Datadog に送信します。
ログ収集
Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。以下のように、datadog.yaml
ファイルでこれを有効にします。
Nagios のログの収集を開始するには、次の構成ブロックを nagios.d/conf.yaml
ファイルに追加します。
logs:
- type: file
path: /opt/nagios/var/log/nagios.log
source: nagios
path
パラメーターの値を環境に合わせて変更します。nagios コンフィギュレーションファイルの log_file
値を参照してください。使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションについては、nagios.d/conf.yaml のサンプルを参照してください。
Agent を再起動します。
イベント
このチェックは Nagios イベントログを監視して、次の文字列を含むログ行を検出すると、行ごとにイベントを送信します。
- SERVICE FLAPPING ALERT
- ACKNOWLEDGE_SVC_PROBLEM
- SERVICE ALERT
- HOST ALERT
- ACKNOWLEDGE_HOST_PROBLEM
- SERVICE NOTIFICATION
- HOST DOWNTIME ALERT
- PROCESS_SERVICE_CHECK_RESULT
- SERVICE DOWNTIME ALERT
サービスチェック
Nagios チェックには、サービスのチェック機能は含まれません。
トラブルシューティング
ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問い合わせください。
その他の参考資料