モニターを検索するには、画面左側のファセットパネルまたは上部の検索バー、あるいはその両方を使用してクエリを作成します。属性を選択すると、それに応じて検索バーのクエリが更新されます。同様に、検索バーのクエリを変更する (またはクエリを新規作成する) と、属性チェックボックスが更新されて変更内容が反映されます。いずれの場合も、クエリを編集するとその結果がリアルタイムで更新されます。注: クリックが可能な検索ボタンはありません。
検索バー
シンプルなテキストを使用して、すべてのモニターのタイトルと通知メッセージを検索します。例えば、*postgresql*
と検索すると、タイトルや通知メッセージのどこかに postgresql
が含まれるすべてのモニターが表示されます。
フィールド名を指定することで、検索結果の絞り込みが可能です。
項目 | 説明 | 例 |
---|
タイトル | モニターのタイトルに含まれる文言を検索します。 | title:text |
メッセージ | モニターの通知メッセージに含まれる文言を検索します。 | message:text |
また、1234567
などの ID を利用してモニターを検索することも可能です。モニターの ID はモニターステータスページで確認できます。
クエリ
ブール演算子 (AND
、OR
、NOT
) と括弧を使用して検索クエリを強化しましょう。検索構文は以下の場合を除き、Elasticsearch と似ています。
- 正規表現はサポートされていません。
- 単一文字のワイルドカード (
?
) と通常のワイルドカード (*
) の両方がサポートされています。 - 近接検索はサポートされていませんが、ファジー演算子はサポート対象です。
- 範囲探索はサポートされていません。
- ブースティングはサポートされていません。
また、-
、(
、)
、"
、~
、*
、:
、.
、およびスペースは予約済みです。これらの文字を含むモニターフィールドを検索する際は、status:Alert AND "chef-client"
のように対象のフィールド文字列を引用符で囲むようにしてください。
引用符で囲まれたフィールドには注意事項があります。
metric:system.cpu.idle
などのように、フィールド名でよく見かける .
は使用可能です。引用符の有無は問いません。- 引用符で囲まれたワイルドカード検索は使用できません。たとえば、
"chef-client*"
などの構文では *
が文字として扱われるため、"chef-client failing"
というタイトルのモニターを検索することはできません。
属性
高度な検索を使用すると、以下のモニター属性を組み合わせて対象を絞り込むことができます。
属性 | 説明 |
---|
ステータス | モニターのステータス: Triggered (Alert 、Warn 、No Data ) または OK |
ミュート | モニターのミュート状態: true または false |
タイプ | Datadog のモニター種類 |
Creator | モニターの作成者 |
サービス | service:<VALUE> の形式で使用されるサービスタグ |
タグ | モニターに割り当てられたタグ |
Env | env:<VALUE> の形式で使用される環境タグ |
スコープ | モニタークエリの from フィールド一覧に含まれる検索タグ |
メトリクス/チェック | 監視対象のメトリクスまたはサービスチェック |
通知 | 通知を受け取る人またはサービス |
ミュートの残り | ダウンタイムによってこのモニターの通知のミュートが停止するまでの残り時間。muted_left:30m を検索すると、最大 30 分間ミュートされたままのすべてのモニターが返されます。サポートされる単位は、秒 (s )、分 (m )、時間 (h )、週 (w ) です。 |
ミュートの経過 | ダウンタイムによってこのモニターの通知のミュートが開始してからの経過時間。muted_elapsed:30d を検索すると、少なくとも 30 日間ミュートされたすべてのモニターが返されます。サポートされる単位は、秒 (s )、分 (m )、時間 (h )、週 (w ) です。 |
モニターの検索に必要な数だけボックスをチェックできます。以下の規則が適用されますのでご確認ください。
AND
演算子は、status:Alert type:Metric
など、異なるフィールドから属性をチェックする場合に適用されます (2 つの検索ワードの間に演算子がない場合は自動で AND
と判断されます) 。OR
演算子はほとんどの場合、status:(Alert OR Warn)
など 同じフィールド内の属性をチェックする場合に用いられます。ただし、複数のスコープやサービスタグをチェックする場合は例外として AND
演算子を使用します。- 一部の属性では複数の値を選択できません。たとえば、メトリクスやサービスチェックを選択すると、選択を解除するまでその他のオプションはリストに表示されなくなります。
- Status 属性の
Triggered
チェックボックスは status:(Alert OR Warn OR "No Data")
を解決するためのものです。Triggered は有効なモニターのステータスではありません。 - メトリクス/チェック属性の名称は、クエリ内では常に
metric
と表示されます。たとえば、チェック http.can_connect
を選択すると、metric:http.can_connect
がクエリに追加されます。
注: モニター全体に多数の値が存在する属性については、属性検索バーを使用して正しい値を検索してください。
保存ビュー
保存したビューを活用して、事前に設定されたビューにすばやく移動し、チームのモニターや 60 日以上ミュートされたモニターなどの特定のコンテキストに関連するモニターを見つけます。
保存ビューは、組織内の全員が見ることができます。
厳密には、保存ビューは以下を追跡します。
デフォルトのビュー
既存の Manage Monitor ビューがデフォルトの保存ビューになります。この構成は、ユーザー本人のみがアクセスし表示できます。この構成を更新しても、組織には何の影響もありません。
デフォルトの保存ビューは、UI でアクションを完了するか、別の構成が埋め込まれた Manage Monitor ページへのリンクを開くことで、一時的に上書きすることが可能です。
Views パネルのデフォルト保存ビューエントリからは、以下のアクションが可能です。
- エントリをクリックして、デフォルトビューをリロード。
- 現在のパラメーターでデフォルトビューを更新。
- デフォルトビューを Datadog のデフォルトにリセットして再起動。