Red Hat 用 Agent の基本的な使用方法

概要

このページでは、Red Hat 用 Datadog Agent の基本的な機能について説明します。Agent をまだインストールしていない場合は、Datadog Agent インテグレーションに関するドキュメントで手順を参照してください。

64-bit x86 および Arm v8 アーキテクチャ用のパッケージをご用意しています。その他のアーキテクチャについては、ソースインストールをご利用ください。

対応バージョン

x86 64-bit

64 ビット x86 アーキテクチャでは、RedHat/CentOS 6 以降がサポートされています。Agent 6.33.0/7.33.0 以降は、AlmaLinux/Rocky 8 以降がサポートされています。

注: Agent 6.51.x/7.51.x は RedHat/CentOS 6.x で最後にサポートされたバージョンです。

Arm v8 64-bit

64 ビット Arm v8 アーキテクチャでは、RedHat/CentOS 8 以降がサポートされています。Agent 6.33.0/7.33.0 以降は、AlmaLinux/Rocky 8 以降がサポートされています。

コマンド

Agent v6 & v7 では、オペレーティングシステムから提供されるサービスマネージャーが Agent のライフサイクルを担う一方で、他のコマンドは Agent バイナリから直接実行する必要があります。Agent v5 では、ほぼすべてがサービスマネージャーによって実行されます。

Red Hat 7 以降

説明コマンド
Agent をサービスとして起動sudo systemctl start datadog-agent
サービスとして実行中の Agent の停止sudo systemctl stop datadog-agent
サービスとして実行中の Agent の再起動sudo systemctl restart datadog-agent
Agent サービスのステータスsudo systemctl status datadog-agent
実行中の Agent のステータスページsudo datadog-agent status
フレアの送信sudo datadog-agent flare
コマンドの使用方法の表示sudo datadog-agent --help
チェックの実行sudo -u dd-agent -- datadog-agent check <CHECK_NAME>

Red Hat 6

説明コマンド
Agent をサービスとして起動sudo start datadog-agent
サービスとして実行中の Agent の停止sudo stop datadog-agent
サービスとして実行中の Agent の再起動sudo restart datadog-agent
Agent サービスのステータスsudo status datadog-agent
実行中の Agent のステータスページsudo datadog-agent status
フレアの送信sudo datadog-agent flare
コマンドの使用方法の表示sudo datadog-agent --help
チェックの実行sudo -u dd-agent -- datadog-agent check <CHECK_NAME>

: ご使用のシステムで service ラッパーを使用できない場合は、以下を使用してください。

  • upstart ベースのシステムの場合: sudo start/stop/restart/status datadog-agent
  • systemd ベースのシステムの場合: sudo systemctl start/stop/restart/status datadog-agent
  • initctl ベースのシステムの場合: sudo initctl start/stop/restart/status datadog-agent

構成

Agent の構成ファイルおよびフォルダーの場所

  • /etc/datadog-agent/datadog.yaml

インテグレーション用コンフィギュレーションファイルの場所

  • /etc/datadog-agent/conf.d/

Agent のアンインストール

Agent をアンインストールするには、次のコマンドを実行します。

sudo yum remove datadog-agent

このコマンドでは、Agent は削除されますが以下は削除されません。

  • datadog.yaml コンフィギュレーションファイル
  • /etc/datadog-agent コンフィギュレーションフォルダ内のユーザー作成ファイル
  • /opt/datadog-agent フォルダ内のユーザー作成ファイル
  • dd-agent ユーザー
  • Datadog ログファイル

これらの要素も削除したい場合は、Agent 削除後に次のコマンドを実行します。

sudo userdel dd-agent \
&& sudo rm -rf /opt/datadog-agent/ \
&& sudo rm -rf /etc/datadog-agent/ \
&& sudo rm -rf /var/log/datadog/

Uninstall Single Step APM Instrumentation

If you installed the Agent with Single Step APM Instrumentation, and you want to uninstall the Agent, you need to run additional commands to uninstall APM Instrumentation.

トラブルシューティング

Agent のトラブルシューティングに関するドキュメントを参照してください。

埋め込み Agent の使用

Agent には、埋め込み Python 環境が /opt/datadog-agent/embedded/ に含まれています。pythonpip などの共通バイナリは /opt/datadog-agent/embedded/bin/ に含まれています。

詳細については、埋め込み Agent へのパッケージの追加方法の手順を参照してください。

その他の参考資料

PREVIEWING: mervebolat/span-id-preprocessing