概要
動的テンプレートは、インシデント対応と運用効率を向上させるための包括的なフレームワークを提供します。アドホック通知と自動通知の両方でカスタムメッセージテンプレートを使用すると、ストレスの高いインシデント時の時間を節約できます。これにより、メッセージは常に正確で関連するコンテキストを含み、受信者が迅速に理解して行動できるようになります。
ポストモーテム分析のカスタマイズ可能な設定は、貴重な情報と長期的な最適化をもたらします。組織固有のコンテキストに合わせてレポートやダッシュボードを調整することで、再発する問題を特定し、より効果的に予防策を実装できます。
Messages
メッセージテンプレートは動的で再利用可能なメッセージで、手動インシデント通知や自動通知ルールで使用できます。メッセージテンプレートは {{incident.severity}}
のようなテンプレート変数を利用して、通知対象となるインシデントから対応する値を動的に挿入します。メッセージテンプレートは Markdown をサポートしているため、インシデント通知にテキストの書式設定、テーブル、インデント付きリスト、ハイパーリンクを含められます。多数のメッセージテンプレートを整理しやすくするため、各テンプレートは作成時にカテゴリを指定する必要があります。
メッセージテンプレートを作成するには
- + New Message Template ボタンをクリックします
- テンプレートに名前をつけます
- 新規または既存のカテゴリに割り当てます
- テンプレートに件名をつけます (メールの場合)
- テンプレートのメッセージを書きます
- Save をクリックします。
注: メッセージのタイトルと本文の両方でテンプレート変数がサポートされています。
Postmortems
ポストモーテムテンプレートは動的で再利用可能なテンプレートで、インシデント解決後にインシデント情報が自動入力された Datadog Notebook を作成するために使用されます。ポストモーテムテンプレートは {{incident.severity}}
などのテンプレート変数を活用し、作成対象のインシデントから対応する値を動的に挿入します。ポストモーテムテンプレートも Markdown をサポートしているため、生成されるノートブックにはテキストの書式設定、テーブル、インデント付きリスト、ハイパーリンクを含めることができます。
Postmortem テンプレートを作成するには
- + New Postmortem Template ボタンをクリックします
- テンプレートに名前をつけます
- テンプレートの内容を書き込みます (利用可能なテンプレート変数はテキストボックスの右側にリストアップされています)。
- (オプション) テンプレートをデフォルトとして設定します。
- Save をクリックします。
参考資料