Datadog ダッシュボードの EMQX ブローカーメトリクス (1)
Datadog ダッシュボードの EMQX ブローカーメトリクス (2)
Datadog ダッシュボードの EMQX ブローカーメトリクス (3)
Datadog ダッシュボードの EMQX ブローカーメトリクス (4)
Datadog ダッシュボードの EMQX ブローカーメトリクス (5)
概要
EMQX は IoT (モノのインターネット) 向けに設計された高い拡張性を備えるオープンソースの MQTT ブローカーです。MQTT は Message Queuing Telemetry Transport の略で、デバイス間でメッセージを転送する軽量なパブリッシュ・サブスクライブ型ネットワークプロトコルです。
EMQX の主な特徴:
- 拡張性: EMQX は数百万もの同時接続を処理でき、大量のデバイスを扱う IoT アプリケーションに適しています。
- 信頼性: デバイスとサーバー間のデータが確実に転送されるよう、安定かつ信頼性の高いメッセージ配信を提供します。
- 低レイテンシ: 低レイテンシが求められるシナリオに適した設計です。
- 高スループット: 大量のメッセージを効率的に処理できます。
- クラスタリング: 分散クラスターでのデプロイが可能で、パフォーマンスと信頼性を高めます。
Datadog と EMQX を連携させることで監視能力が拡張され、MQTT ブローカーのパフォーマンスや稼働状況に関する貴重なインサイトが得られます。これは効率的かつ信頼性が高く、リアルタイムのデータ転送が重要となる IoT アプリケーションで特に有用です。
Datadog に送信されるデータの種類:
メトリクス: メッセージスループット (1秒あたりの送受信メッセージ数) 、接続クライアント数などのパフォーマンス指標を含みます。
ノードのパフォーマンス: クラスター内の各ノードのパフォーマンス監視 (レイテンシ、負荷、稼働状況など)。
運用健全性: MQTT ブローカーのヘルス状態に関するデータ (エラーレートなどの重要指標を含む)。
セットアップ
インストール
EMQX チェックを手動でインストールする場合 (使用環境によって手順が変わる可能性があります):
datadog-agent integration install -t datadog-emqx==1.1.0
を実行します。
構成
Agent の設定ディレクトリ (conf.d/
フォルダ) のルートにある emqx/conf.yaml
ファイルを編集し、EMQX のパフォーマンスデータ収集を開始します。
Agent を再起動します。
検証
Agent のステータスサブコマンドを実行し、Checks セクションに emqx
が表示されることを確認します。
収集データ
メトリクス
イベント
EMQX ではイベントは送信されません。
トラブルシューティング
サポートが必要な場合は EMQX サポートへお問い合わせください。