概要
このチェックでは、Datadog Agent を通じて MarkLogic を監視します。MarkLogic Server は、運用データおよび分析データのためのデータハブとして設計されたマルチモデルデータベースです。
セットアップ
ホストで実行されている Agent 用にこのチェックをインストールおよび構成する場合は、以下の手順に従ってください。コンテナ環境の場合は、オートディスカバリーのインテグレーションテンプレートのガイドを参照してこの手順を行ってください。
インストール
MarkLogic チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。
サーバーに追加でインストールする必要はありません。
MarkLogic の準備
API または Admin インターフェイスで、Datadog Agent に manage-user
ロール権限が最小限のユーザーを作成します。
enable_health_service_checks
コンフィギュレーションを使用する予定の場合は、Datadog MarkLogic ユーザーにu少なくとも manage-admin
ロールを付与します。
API
特定の値でこのリクエストを調整し、Datadog ユーザーを作成します。
curl -X POST --anyauth --user <ADMIN_USER>:<ADMIN_PASSWORD> -i -H "Content-Type: application/json" -d '{"user-name": "<USER>", "password": "<PASSWORD>", "roles": {"role": "manage-user"}}' http://<HOSTNAME>:8002/manage/v2/users
適切な <ADMIN_USER>
と <ADMIN_PASSWORD>
を使用し、Datadog Agent で使用するユーザー名とパスワードを <USER>
および <PASSWORD>
に置き換えます。
詳細は、MarkLogic のドキュメント POST /manage/v2/users を参照してください。
作成したユーザーが必要なアクセス許可を持っているかを確認するには
curl -X GET --anyauth --user <USER>:<PASSWORD> -i http://<HOSTNAME>:8002/manage/v2
Admin インターフェイス
監理者アカウントで QConsole にログインします。デフォルトで、QConsole は http://<HOSTNAME>:8000/qconsole
で使用可能です。
データベースに Security
、クエリタイプに XQuery
を選択します。
このクエリを実行し、Datadog Agent で使用するユーザーとパスワードを <USER>
と <PASSWORD>
に置き換えます。
xquery version "1.0-ml";
import module namespace sec="http://marklogic.com/xdmp/security" at
"/MarkLogic/security.xqy";
sec:create-user(
"<USER>",
"Datadog Agent user",
"<PASSWORD>",
"manage-user",
(xdmp:permission("security", "read")),
("http://marklogic.com/dev_modules"))
詳細は、MarkLogic のドキュメント sec:create-user を参照してください。
作成されたユーザーに十分な権限があることを確認するには、<USER>
および <PASSWORD>
を使用して http://<HOSTNAME>:8002
(デフォルトポート) で認証します。
構成
ホスト
MarkLogic のパフォーマンスデータの収集を開始するには、Agent のコンフィギュレーションディレクトリのルートにある conf.d/
フォルダーの marklogic.d/conf.yaml
ファイルを編集します。使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションについては、サンプル marklogic.d/conf.yaml
ファイルを参照してください。コンフィグファイルのユーザー関連の設定については、作成した Datadog Agent ユーザーを使用します。
Agent を再起動します。
ログ収集
Agent バージョン 6.0 以降で利用可能
Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。以下のように、datadog.yaml
でこれを有効にする必要があります。
MarkLogic のログの収集を開始するには、次の構成ブロックを marklogic.d/conf.yaml
ファイルに追加します。
logs:
- type: file
path: /var/opt/MarkLogic/Logs/ErrorLog.txt
source: marklogic
- type: file
path: /var/opt/MarkLogic/Logs/80002_AccessLog.txt
source: marklogic
path
の値を変更し、環境に合わせて構成します。使用可能なすべてのコンフィギュレーションオプションの詳細については、サンプル marklogic.d/conf.yaml
ファイルを参照してください。
Agent を再起動します。
検証
Agent のステータスサブコマンドを実行し、Checks セクションで marklogic
を探します。
収集データ
メトリクス
イベント
MarkLogic には、イベントは含まれません。
サービスチェック
トラブルシューティング
ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問合せください。