Supported OS Linux Windows Mac OS

インテグレーションバージョン4.0.0

Varnish のデフォルトのダッシュボード

概要

このチェックは、以下に関する Varnish メトリクスを収集します。

  • クライアント: 接続数とリクエスト数
  • キャッシュパフォーマンス: ヒット数、エビクション数など
  • スレッド: 作成数、失敗数、キューにあるスレッド数
  • バックエンド: 成功、失敗、および再試行接続数

また、各バックエンドの健全性に関するサービスチェックも送信します。

セットアップ

インストール

Varnish チェックは Datadog Agent パッケージに含まれています。サーバーに追加でインストールする必要はありません。

構成

Varnish の準備

Varnish 4.1 以上を実行している場合は、以下を使用して、dd-agent システムユーザーを Varnish グループに追加します。

sudo usermod -G varnish -a dd-agent

secretfile を使用する場合は、dd-agent ユーザーがそれを読み取れるようにする必要があります。

メトリクスの収集
  1. Agent の構成ディレクトリのルートにある conf.d/ フォルダーの varnish.d/conf.yaml ファイルを編集します。使用可能なすべての構成オプションについては、サンプル varnish.d/conf.yaml を参照してください。

    init_config:
    
    instances:
      - varnishstat: /usr/bin/varnishstat
        varnishadm: <PATH_TO_VARNISHADM_BIN>
    

    : varnishadm を設定しないと、Agent はバックエンドの健全性をチェックしません。設定する場合は、バイナリをルート権限で実行するための権限が Agent に必要です。/etc/sudoers ファイルに以下を追加します。

      dd-agent ALL=(ALL) NOPASSWD:/usr/bin/varnishadm
    
  2. Agent を再起動します

ログ収集

Agent バージョン 6.0 以降で利用可能

  1. Varnish のログ記録を有効にするには、/etc/default/varnishncsa で次の行のコメントを解除します。

      VARNISHNCSA_ENABLED=1
    
  2. 同じファイルの末尾に以下を追加します。

      LOG_FORMAT="{\"date_access\": \"%{%Y-%m-%dT%H:%M:%S%z}t\", \"network.client.ip\":\"%h\", \"http.auth\" : \"%u\", \"varnish.x_forwarded_for\" : \"%{X-Forwarded-For}i\", \"varnish.hit_miss\":  \"%{Varnish:hitmiss}x\", \"network.bytes_written\": %b, \"http.response_time\": %D, \"http.status_code\": \"%s\", \"http.url\": \"%r\", \"http.ident\": \"%{host}i\", \"http.method\": \"%m\", \"varnish.time_first_byte\" : %{Varnish:time_firstbyte}x, \"varnish.handling\" : \"%{Varnish:handling}x\", \"http.referer\": \"%{Referer}i\", \"http.useragent\": \"%{User-agent}i\" }"
    
      DAEMON_OPTS="$DAEMON_OPTS -c -a -F '${LOG_FORMAT}'"
    
  3. varnishncsa ユーティリティを再起動して変更を適用します。

  4. Datadog Agent で、ログの収集はデフォルトで無効になっています。以下のように、datadog.yaml ファイルでこれを有効にします。

    logs_enabled: true
    
  5. Varnish のログの収集を開始するには、次の構成ブロックを varnish.d/conf.yaml ファイルに追加します。

    logs:
      - type: file
        path: /var/log/varnish/varnishncsa.log
        source: varnish
        service: varnish
    

    path パラメーターと service パラメーターの値を変更し、環境に応じて構成します。使用可能なすべての構成オプションについては、サンプル varnish.yaml を参照してください。

  6. Agent を再起動します

検証

Agent の status サブコマンドを実行し、Checks セクションで varnish を探します。

収集データ

メトリクス

イベント

Varnish チェックには、イベントは含まれません。

サービスチェック

トラブルシューティング

ご不明な点は、Datadog のサポートチームまでお問い合わせください。

その他の参考資料

お役に立つドキュメント、リンクや記事:

PREVIEWING: may/embedded-workflows