Datadog AWS Lambda X-Ray インテグレーションは、商用 AWS アカウントでのみサポートされます。商用 Lambda アカウントがない場合、Datadog AWS Lambda X-Ray インテグレーションは Datadog for Government サイトではサポートされません。
概要
AWS X-Ray を使用すると、開発者は AWS 製品を使用して構築された分散アプリケーションをトレースできます。このインテグレーションは、サーバーレス関数詳細ページで Lambda 関数のトレースを提供します。詳細については、サーバーレス監視を参照してください。
セットアップ
インストール
最初に、AWS インテグレーションを有効化し、以下のアクセス許可が Datadog インテグレーションロールのポリシードキュメントに含まれていることを確認します。
xray:BatchGetTraces,
xray:GetTraceSummaries
GetTraceSummaries
アクセス許可は、最新のトレースのリストを取得するために使用されます。BatchGetTraces
は、実際にトレース全体を返します。
次に、Datadog 内で X-Ray インテグレーションを有効にします。
カスタマーマスターキー (CMK) を使用してトレースを暗号化している場合は、X-Ray に使用される CMK がリソースとなっているポリシーに kms:Decrypt
メソッドを追加してください。
注: AWS X-Ray インテグレーションを有効にすると、請求に影響する可能性のある Indexed Spans の量が増加します。
関数の AWS X-Ray を有効化する
- AWS の指示に従い、Lambda 関数と API Gateway で X-Ray トレースを有効にしてください。
- AWS X-Ray とのインテグレーションを最大限に活用するために、Lambda 関数に X-Ray SDK をインストールします。
Datadog による X-Ray トレースのリッチ化
Datadog は、Datadog APM クライアントが生成したスパンやメタデータで X-Ray トレースをリッチ化し、同じ Lambda 呼び出しに対して 1 つの Datadog トレースにマージすることが可能です。
- Lambda 関数にDatadog サーバーレスモニタリングをインストールします。
- Lambda 関数で環境変数
DD_MERGE_XRAY_TRACES
を true
に設定します。
収集データ
AWS X-Ray インテグレーションは、AWS からトレースデータを取得しますが、メトリクスやログは収集しません。