ブラウザテストにおいて、多要素認証 (MFA) に時間ベースのワンタイムパスワード (TOTP) を使用する
概要
TFA や MFA などの多要素認証方法は不正なアクセスからアプリケーションを保護するのに役立ちますが、これらの方法を使用しながら機能のテストを行うのは困難です。
Datadog Synthetic MFA グローバル変数を使用すると、重要なセキュリティ対策を無効にしたり、異なるツールで認証コードを手動で入力したりすることなく、アプリケーションの TOTP ベースの MFA モジュールと重要なユーザジャーニーをテストすることができます。MFA 対応のユーザージャーニーをテストするために専用の環境を構築・維持する必要はありません。
シークレットキーや QR コードをグローバル変数に格納する
シークレットキーを入力したり、認証プロバイダーから QR コードをアップロードするためのグローバル変数を作成します。Settings ページの Global Variables タブで、Create Global Variable をクリックします。
- Choose variable type で MFA Token を選択します。
- Define variable で、Variable Name を入力します。変数名に使用できるのは大文字、数字、アンダースコアのみです。
- 変数の Description を入力します(任意)。
- Tags を選択して変数と関連付けます(任意)。
- 変数にシークレットキーを入力するか、QR コードイメージをアップロードします。
- + Generate をクリックして TOTP を作成します。コピーアイコンを使用すると、生成した TOTP をコピーできます。
- Permissions settings で、オーガニゼーション内のロールに基づいて変数へのアクセスを制限します。ロールの詳細については、RBAC ドキュメントを参照してください。
Synthetic テストで TOTP を使う
グローバル変数に格納されたシークレットキーや QR コードは、すべての Synthetic テストで使用することができます。ブラウザテストを作成する際に、グローバル変数に格納されたシークレットキーや QR コードから生成された TOTP を挿入して、アプリケーションの認証ワークフローを検証します。
ブラウザテストで TOTP を使用するには
- グローバル変数をインポートします。
- テストを記録する際は、手の形のアイコンをクリックして TOTPを生成します。
- テスト用のブラウザアプリケーションで、フィールドをクリックして TOTP を貼り付けます。計算されたコードをテストに注入すると別のテストステップが作成されます。
- テストの手順を記録したら、Save & Launch Test をクリックします。
その他の参考資料