App Analytics

このページは、レガシー版 App Analytics に関するコンフィギュレーション情報を伴う非推奨機能について説明します。トラブルシューティングまたは古い設定の修正に利用可能です。トレース全体を完全に制御するには、取り込みコントロールおよび保持フィルターを使用してください。

新しいコンフィギュレーションオプションへの移行

取り込みコントロールページへ移動し、レガシー版コンフィギュレーションを使用しているサービスを確認します。Legacy Setup のステータスでフラグが立てられています。

新しいコンフィギュレーションオプションへ移行するには、Legacy Setup のフラグ付きのサービスから、すべてのレガシー版 App Analytics コンフィギュレーションオプションを削除します。次に、Datadog Agent およびトレーシングライブラリのサンプリングメカニズムを実装してトレースを送信します。

App Analytics のセットアップ

App Analytics の構成オプションは、トレーシングライブラリと Datadog Agent に配置されています。ライブラリでは、サービスからの分析スパンは、自動または手動のいずれかで生成されます。

トレーシングライブラリで

自動コンフィギュレーション

App Analytics は、Python トレースクライアントのバージョン 0.19.0 以降で使用できます。トレースクライアントでコンフィギュレーションパラメーターを 1 つ設定することで、すべての web インテグレーションに対して App Analytics をグローバルに有効にできます。

  • トレーサー構成: ddtrace.config.analytics_enabled = True

その他のサービスの構成 (オプション)

インテグレーションごとの構成

グローバルに設定するほか、次の設定を使用して個々のインテグレーションに対して App Analytics を有効または無効にすることも可能です。

  • トレーサー構成: ddtrace.config.<INTEGRATION>.analytics_enabled = True
  • 環境変数: DD_<INTEGRATION>_ANALYTICS_ENABLED=true

カスタムサービスを送信するインテグレーションに対し、グローバルコンフィギュレーションに加えて上記を使用します。例えば、カスタムサービスとして送信される Boto スパンの場合、次のように設定して App Analytics ですべての Boto トレースを有効にします。

  • トレーサー構成: ddtrace.config.boto.analytics_enabled = True
  • 環境変数: DD_BOTO_ANALYTICS_ENABLED=true

: インテグレーションによっては、そのインテグレーション固有のトレーサーが実装されているため非標準の方法で設定する必要があります。詳細については、App Analytics のライブラリドキュメントを参照してください。

データベースサービス

デフォルトでは、App Analytics はデータベーストレースをキャプチャしないため、各インテグレーションに対して手動で収集を有効にする必要があります。例:

  • トレーサーコンフィギュレーション: ddtrace.config.psycopg.analytics_enabled = True
  • 環境変数: DD_PSYCOPG_ANALYTICS_ENABLED=true
カスタムインスツルメンテーション

カスタムインスツルメンテーションを使用するアプリケーションは、スパンで ddtrace.constants.ANALYTICS_SAMPLE_RATE_KEY タグを設定することで App Analytics を有効にできます。

from ddtrace import tracer
from ddtrace.constants import ANALYTICS_SAMPLE_RATE_KEY

@tracer.wrap()
def my_method():
    span = tracer.current_span()
    span.set_tag(ANALYTICS_SAMPLE_RATE_KEY, True)

Datadog Agent で

このセクションでは、レガシー App Analytics に関連する構成情報とともに、非推奨の機能について説明します。

サービスごとに解析するスパンの割合を構成するには、datadog.yaml ファイルに以下のように設定します。

apm_config:
  analyzed_rate_by_service:
    service_A: 1
    service_B: 0.2
    service_C: 0.05

サービスおよび操作名ごとに解析するスパンの割合を構成するには、datadog.yaml ファイルに以下のように設定します。

apm_config:
  analyzed_spans:
    service_A|operation_name_X: 1
    service_A|operation_name_Y: 0.25
    service_B|operation_name_Z: 0.01

トラブルシューティング: 1 秒あたりの最大イベント制限

Agent ログに以下のエラーメッセージが表示される場合、アプリケーションは、デフォルトで APM で許可されている毎秒 200 件を超えるトレースイベントを発行しています。

Max events per second reached (current=300.00/s, max=200.00/s). Some events are now being dropped (sample rate=0.54). Consider adjusting event sampling rates.

Agent の APM レート制限を増やすには、Agent のコンフィギュレーションファイル (apm_config: セクションの下) 内で max_events_per_second 属性を構成します。コンテナ化されたデプロイメント (Docker、Kubernetes など) の場合は、DD_APM_MAX_EPS 環境変数を使用します。

: APM レート制限を増やすと、App Analytics のコストが増加する可能性があります。

PREVIEWING: sabrenner/llmobs-proxy-service-quickstart-guide